こちらの記事は、2021年春、リッツカールトン京都に泊まった宿泊記の続きです。
宿泊の際に訪れた「天麩羅 水暉(みずき)」のランチの様子をたっぷりとご紹介します。
芸術的ともいえる天ぷらの世界!必見です。
京都を訪れる際の参考にしていただけたら幸いです。
今回はマリオット・ボンヴォイのポイントを利用し「宿泊料金無料」でリッツカールトン京都に泊まることができました。
宿泊記をまとめましたので良かったらこちらもご覧ください。
それではご覧ください。
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Contents
リッツカールトン京都のお食事処
まずはじめにリッツカールトン京都内でいただけるダイニング、ラウンジ&バーを見ていきましょう。
◆日本料理 水暉(みずき)
リッツカールトン京都のメインダイング。日本料理を会席、鉄板、鮨、天麩羅と4つのジャンルで展開。
入口を抜けると正面に滝を見渡す横に長い空間が広がります。さらに鉄板、鮨、天麩羅は専用スペースが設けられ、それぞれの空間では、細部にまでこだわりぬかれた演出で最高のお料理を楽しませてくれます。
◆イタリア料理 ラ・ロカンダ
お料理、空間はもちろんの事、もう一つ特筆すべきは、ラ・ロカンダのすべてのデザートはピエール・エルメによるプロデュース!パティシエがガラス越しのショーキッチンでデザートを仕上げてくれるとの事、最後の最後まで目が離せませんね。
◆ザ・ロビーラウンジ
ロビーラウンジと言えば、特にアフタヌーンティーを楽しむゲストで賑わっている印象。こちらのホテルでは、あの「ピエール・エルメ」のアフタヌーンティーを楽しめることでも話題です。
◆インルームダイニング
メニューに目を通した印象は、多彩なラインナップに驚かされます。お部屋から一歩も出たくない・・・素敵な景観と細部までこだわりの詰まった素敵なお部屋を十二分に満喫するにあたってインルームダイニングの満足度は重要なポイントですよね。
◆ザ・バー
現在は感染症防止対策の一環として、しばらく営業休止や曜日によって臨時でお休みしている場合など様々です。ご利用の際には必ず、事前に営業時間、営業日の最新情報を確認をしていただくことをお薦めします。
リッツカールトン京都 ランチ”天麩羅”水暉(みずき) レビュー
それではここからは”天麩羅”水暉(みずき)のランチ・レビューをお届けします。
たっぷりとご覧ください。
ホテル中央に地下から吹き抜けの階段
和傘の親骨をらせん状に組み上げた芸術的な巨大シャンデリアを眺めながら地下一階へと下ります。
薄明りの静まり返ったフロアーの右手にMizukiの入口が見えてきます。
入口を一歩入ると横に長くガラス窓が広がり、滝の流れを楽しむ事ができます。
中央には会席をいただくテーブル席。その周りを取り囲むように正面には鮨のカウンター、右手に鉄板、左手に天麩羅のカウンターが用意され、お料理をゆったりと楽しむ事ができます。
「天麩羅」は重厚な御影石のカウンターがお出迎え。
天麩羅 水暉(みずき)とは?
ここで今回訪れた”天麩羅”水暉(みずき)について簡単にご紹介しておきます。
・店内の様子 カウンター8席。
ゆったり余裕のある8席のカウンターに2台のフライヤー。どの席に案内していただいても手の届くほどの目の前で揚げていただくサクサクの天麩羅を楽しめます。
目の前からはこだわりの油の食欲をそそる香ばしいかおりが楽しめるのもカウンターならではのだいご味ですね。
・ミシュランガイド京都・大阪+岡山2021にて、4年連続となる1つ星を獲得
・メニューと料金
ランチ/茜(9,000円)、青柳(14,000円)の2コース
ディナー/仲澄(19,000円)、呂花(25,000円)の2コース
またランチではコース以外にも追加でお好きな天麩羅を注文する事ができます。(ディナーは定かではありませんのでご確認ください)
天麩羅 水暉(みずき)ランチコース「茜」のメニュー紹介
今回はランチに訪れました。
オーダーは9,000円(消費税・サービス料込)の茜コース。
- 本日の先付
- 天麩羅七品(車海老一尾、魚介二品、野菜四品)
- 天茶漬け(鰹の一番出汁)または、かき揚げ天丼(味噌汁)+香の物
- ピエール・エルメ・パリよりデザート
テーブルセッティングはこちら
レモンと、右上は粗大根おろしです。
粗大根おろしはおかわり(表現が庶民的ですみません)ができます。普段あまり油ものをあまり食べれない私も、大根おろしのおかげで胃が常にさっぱりして天ぷらを最後まで美味しくいただくことができました。
先付 ホタテ、ホウレンソウを添えたお豆腐
こちら先付がのせられてきたお盆です。
ランチは二人で訪れたのですがご覧の様にお盆の模様がそれぞれ違うんです。
120年前に作られた象嵌のお盆だそうです・・・120年!!!
飾ってあるならともかく、上にガラスの器をのせて提供する水暉さん、流石です。
いよいよ天麩羅です。
と、職人さんが裏に行ってしばらく帰ってきません・・・と思ったら「車海老を捕まえに行ってきました!」と(笑)この一言で肩の力がすっと抜け、二人ともリラックスして食事に集中することができました。
職人さんの優しい心遣いに感謝です。
勿論お心遣いだけでなく、実際に裏の水槽?から活きの良いものを持ってきてくださいます。
画像では分かりずらいのですが、この車エビ、大きめサイズの立派な海老を厳選しているそうです。
一品目は海老の頭からスタートです。
香ばしい!一気に空腹のお腹を刺激してきました。
大好きな車エビ!
この立ち姿さえ美しく見えてきました。
サクッと美味しい~!!
ちょっと前後しましたがここで、今回の天麩羅メニューの食材のお披露目です。
金色が好きな私にはこちらのお盆や器はハマりました。
見ているだけでワクワクしてきますね
お塩が3種類用意されています。
お好みですが、それぞれの食材を提供する際に職人さんが「○○の塩がお薦めです」と教えてくださいます。
どれも美味しかったのですが、こちらが特に気に入ってしまいました!
霞ヶ浦のレンコンです。
ネバッと糸を引くほどの繊維の感じを味わってもらうために切り方に工夫をされていると言うこちらの天ぷら。
もうシーズンも終わりとの事、どうしてもまた食べたくなる美味しさでした。
ジューシーな味わいの太いアスパラ
おナスもジューシーな味わい
アナゴは通常の3倍もの大きさの大アナゴだそうです。
こまめに食材の説明をしてくださるので、捌かれる前の大きさを想像しながらいただきました。
今回のお野菜の中では唯一の京都の食材
こんな可愛いサイズの玉ねぎがあるんですね!
こちらもジューシーな味わいでした。
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そして今回、サムネイルの画像にも使わせていただきました「稚鮎の天ぷら」
4匹の稚鮎は川を泳いでいる姿に見たてエラがピンとのび、尾びれ?を振って泳いでいるように微妙な曲り加減で揚げ、お皿全体に躍動感を持たせている一皿。
もはや「作品」「芸術」ですね。
手を付けるのがもったいないと感じてしまったほどです。
これで天ぷらはすべて終了となり、お口なおしにお豆腐。
これがまた美味しい
ここからはアラカルトで追加で揚げてくださいます。
私は大葉を注文
楽しんでいただけるように3枚重ねで!と
いよいよラストを飾るかき揚げ天丼か天茶漬けを選ぶことができます。
ここはまさに「お好み次第」です。
しっかりとした味付けの天丼には赤だしのお味噌汁がついてきます。
鰹の一番出汁をかけていただく「天茶漬け」はさっぱりいただきたい人にお薦め。
天茶漬けにはこちら長野県安曇野の大きな立派なわさび。
より鮮度が高く、美味しいわさびの見分け方もおしえていただきました。
昔ながらの鮫皮ですりおろし
私はこちらの天茶漬けを選びました。
あの大きくて香りよいワサビをいただきたかった。
もう一つの理由は、こちら天ぷらの時の天つゆも同様ですが、お出汁の効いたおつゆがとっても美味しいんです!!ワサビの鼻にぬけるさわやかな香りと、お出汁のさっぱりとした味わい・・・最高でした。
デザートはピエール・エルメ
コースの最後を飾るのはピエール・エルメ
金箔が素敵なお皿に和のテイストをブレンドしたピエール・エルメのデザート。
器、お味、演出、最後の最後までひと時も飽きさせず楽しませてくれる最高に贅沢なランチコースでした。
お店の情報
天麩羅 水暉(みずき)
所在地 〒604-0902 京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔 ザ・リッツ・カールトン京都地下1階
予約電話番号 075-746-5522(9時~15時半)
営業時間
ランチ 11:30~14:00
ディナー 17:30~19:00(L.O)
閉店は20:00
毎週火曜、水曜は臨時休業中との事。
現状、営業時間や休業日など情勢により都度変わってくる可能性が有ります。ご利用予定の際にはあらかじめお電話にてご確認いただくことをお薦めします。
リッツカールトン京都 ランチ「天麩羅 水暉」お勧めメニュー まとめ
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
今回ご紹介したランチコース「茜」はいかがでしたでしょうか?
まずボリュームの点では大満足でした。
最後の天茶漬けの時にはかなりお腹が張っており、デザートの時はすでに満腹に近い状態でした。
私は天茶漬けに入る前に追加でレンコンと大葉を頼みました。
とても美味しかったのですが全体的にみると、追加せずに最後まで食べてちょうどいいボリュームであったと感じました。
お味は勿論ですが、雰囲気、ボリューム、見た目の楽しさ、香ばしい香り、そしてなんといっても料理長さんでしょうか?とても気さくに食材の事、道具の事、いろんなことを教えてくださり、料理の合間をぬって世間話も織り交ぜていただき、とてもリラックスした雰囲気のなかでゆったりといただくことができました。
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