こちらの記事では、ANAから6月にスタートした「国内線往復割引」の内容と、この先のSFC修行において、往復割を利用したシュミレーションをお届けしていきます。
2023年に入り国内線航空券のベース料金の値上がり、また、国際線では長期にわたって続いている「燃油サーチャージの高騰」の影響を受けSFC修行をより安く、よりお得に解脱するのが非常に難しくなっているのは皆さま身を持って体感されている周知の事実ですね。
今回の往復割のスタートで少しでもお安くSFC修行を進めていける様に、色々と勝手に料金シュミレーションをしていきます。
※2023年7月6日更新:ANAから国際線限定プレミアムポイント2倍キャンペーンがスタートしました。海外発券でPP単価5円台、6円台が続々登場。国際線修行ルートを細かく検証していますのでご興味ありましたら併せてご覧ください↓↓
私個人としましても、現在ダイヤモンドメンバーとして存分に楽しませてもらっていますが、正直、2年目の「ダイヤ防衛」はちょっと厳しいかな?と言う状況です。
※ダイヤモンドメンバーサービスを実際に体験しながら、1年かけて体験談を掲載しているブログはこちら↓↓
しかしながら、もし今年が無理でも、この先2024年1月より再びダイヤモンドメンバーを目指したいと強く考えておりまして、その為の考察の意味も含めてこちらの記事作成に取り組んでいます。
現在SFCメンバーの方、また、これから2023年、2024年とSFC修行にチャレンジしてみたいとお考えの方の参考にしていただければ幸いです。
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Contents
ANA往復割引スタート!!
今回の発表では旅行や出張の方も、SFC修行をされる方々も、どちらにもメリットがある発表となりましたね。
まずは今回の往復割について発表の内容を一緒に見ていきましょう。
◆対象は国内線限定。
◆適用期間
2023年6月1日(木)発券分~2024年3月30日(土)発券分まで
◆対象運賃
- ANA VALUE 1、 3、 7
- ANA VALUE PREMIUM 3
- ANA SUPER VALUE 21、28、45、55、75
- ANA SUPER VALUE PREMIUM 28
- ANA VALUE TRANSIT
- ANA VALUE TRANSIT 1、3、7
- ANA SUPER VALUE TRANSIT 21、28、45、55、75
◆割引率/往復運賃の5%
◆注意点
- 同一旅程(ひとつの予約)の中に、往復旅程の条件を満たさない区間が含まれる場合は往復ディスカウントの対象外・・・往復割引を受ける場合には対象の往復路線だけで予約を完了させ、新たに別路線の予約をしてください。
- ANA VALUE TRANSIT運賃,ANA SUPER VALUE TRANSIT運賃で往復ディスカウントを適用させるには「往路・復路ともにTRANSIT運賃の組み合わせである必要があります」
- 「2024年3月31日以降の発券・搭乗分は別途案内の予定」との事、来年度は何が起こるかわからない・・・ですね(最近はこういうのは慣れっこですね)。個人的な印象としては、割引率が増えるとは考えずらいかな?と思いますので、現状維持継続か?往復割引き率の引き下げ、または終了
概要は以上となります。
とてもシンプルな発表ですね!少しでも運賃が下がってくれるのは嬉しい事です。
他社の影響での往復割スタートとも思われますが、昨年に比べ国内線運賃がけっこう値上がりしている中で、今度は割引と言う事で・・・嬉しいは嬉しいですが、この先もまだまだ様々な変化に右往左往してしまいそうですね。
往復割についての詳細はANA公式サイトをご参照ください→→→公式サイトはこちら
往復割の発表内容は以上です。
ココから先はSFC修行、ステイタス防衛修行にご興味ある方のみご覧ください↓
SFC修行における往復割を利用したPP計算
今回の「往復割」のスタートによって「一日に転々と乗り継いでいく方法」を控えて「行って帰って」の往復フライトをひたすら繰り返す事が、最も効率的でコスパの良い修行となってくるのでしょうか??
ここからは「往復割」スタートに伴って、割り引かれる金額と新PP単価を計算して、効率の良さそうな路線を検証していきます。
全部調べているといつまでたってもアップできないので、少しずつ更新を重ねていきますのでたまにのぞきに来ていただけたら嬉しいです。
普通席往復(スーパーバリュー75)の往復割と割引前を比較、往復割で獲得できるPP
まずは普通席(スーパーバリュー運賃)の場合から見ていきます。
運賃は来月以降で安そうな日を見つけて比較していきます。
目安としては、やっぱりPP単価10円を切っていけたら「良し」と考えていきたいです。
羽田⇔札幌の往復
- 羽田~札幌(運賃):片道14,490円×往復=28,980円
- 往復割適用後の運賃=27,600円(1,380円割引)
獲得PPは765PP×往復=1,530PP / PP単価=18.03円
往復割前のPP単価=18.94円
日本トップクラスの観光地ですからね、修行目線でのフライトは考えない方がいいですね。
旅行ついでにPP獲得と言う視点、或いは、修行を絡めるなら「バリュートランジットの乗継のついでに時間があれば空港で少し北海道を味わう」。。。こんな感じでしょうか。
羽田⇔那覇の往復
- 羽田~那覇(運賃):片道13,810円×往復=27,620円
- 往復割適用後の運賃=26,300円(1320円の割引)
獲得PPは1476✖️往復=2,952PP/PP単価は8.90円
往復割前のPP単価=9.35円
この運賃は平日の一部にしか出てこなかったので、羽田〜那覇の平均的なPP単価は年間を通すともう少し高くなってしまうのかな?と感じました。
それでも今年の運賃で見ると貴重な「PP単価10円をきる優良フライト」と言って良いのではないでしょうか。
※私が昨年の修行で最も多く飛んだ路線です。修行日記を多数あげていますので良かったら参考になさってください↓↓
こちらははじめての修行フライトの様子です。
羽田⇔宮古島の往復
- 羽田~宮古(運賃):片道20,170円×往復=40,340円
- 往復割適用後の運賃=38,360円(1980円の割引)
獲得PPは1737×往復=3,474PP / PP単価は11.04円
往復割前のPP単価=11.61円
この辺の金額が安い方なのかな?と思われます。直行便ですとあまり値ごろ感はないのかな?と感じました。
宮古島は以前からあまり運賃が安くならない印象でしたので、旅行ついでに修行も兼ねるなら直行便もあり?SFC修行の為なら往復割がついてもバリュートランジット一択がおススメですね~。
※あいにくの雨模様でしたが、初めての宮古島がSFC修行でのフライトとなりました↓
修行はかなり前からチケットを予約するので雨にあう確率がけっこう多かったです。
羽田⇔石垣島の往復
- 羽田~石垣(運賃):片道19,070円×往復=38,140円
- 往復割適用後の運賃=36,280円(1860円の割引)
獲得PPは1836×往復=3672PP / PP単価9.88円
往復割前のPP単価=10.38円
石垣島は那覇についで航空券の料金もお得になることが多く、それでいて羽田からのPPも一番もらえる路線。
単価も10円をきってくるのであれば、お得なバリュートランジットがなかなか取れない時などは直行便で検討してみるのもいいですね。
羽田⇔鹿児島の往復
- 羽田~鹿児島(運賃):片道14,120円×往復=28,240円
- 往復割適用後の運賃=26,860円(1380円の割引)
獲得PP901×往復=1802PP / PP単価14.9円
往復割前のPP単価=15.67円
昨年までは修行ルートとしてもけっこうお得で人気があった鹿児島でしたが、ざっと3か月分くらいみましたが14,120円がベース価格になってしまっている様ですね。
PP単価は往復割が入っても14.9円・・・厳しい金額ですね。
※鹿児島には修行で3回訪れましたが最初の2回はタッチ修行ですぐにUターン。3回目はしっかり楽しんできましたのでそちらの様子をご覧ください↓↓
鹿児島は美味しいものがたくさん!短時間で何を食べるか迷いました。
羽田~大館能代の往復
- 羽田~大館能代(運賃):片道12,370円×往復=24,740円
- 往復割適用後の運賃=23,540円
獲得PP471PP×往復=942PP / PP単価24.9円
往復割前のPP単価=26.26円
往復割引が効いても、修行目線ではかなり厳しい数字かと思います。
羽田⇔岡山の往復
- 羽田~岡山(運賃):片道11,040円×往復=22,080円
- 往復割適用後の運賃=21,020円(1060円の割引)
獲得PP534×往復=1068PP / PP単価19.68円
往復割前のPP単価=20.67円
ちょっと修行目線でのフライトは厳しそうですね。
羽田⇔萩・石見の往復
- 羽田~萩・石見(運賃):片道14,770円×往復=29,540円
- 往復割適用後の運賃=28,100円(1,440円の割引)
獲得PP711×往復=1422PP / PP単価19.76円
往復割前のPP単価=20.77円
こちらはうまく時間があると単価のいいフライトに巡り合う事がちょこちょこあったのですが、今は全く・・・ですね。
こちらも完全な観光での利用がおススメです。
羽田⇔広島の往復
- 羽田~広島(運賃)片道11,700円×往復=23,400円
- 往復割適用後の運賃=22,260円(1140円割引)
獲得PP621PP×往復=1,242PP / PP単価17.92円
往復割前のPP単価=18.84円
こちらも修行目線でのフライトは厳しそうですね。
羽田⇔岩国の往復
- 羽田~岩国(運賃):片道13,270円×往復=26,540円
- 往復割適用後の運賃= 25,260円(1,280円の割引)
獲得PP685×往復=1370PP / PP単価18.43円
往復割前のPP単価=19.37円
こちらのコースもSFC修行目線で見ていくと「修行向きではない」路線ですね。
ただ、まだ行かれたことのない方には是非お勧めの「宮島観光」。
私も大人になってからは初めて行きましたがかなり楽しめました↓
観光地が空港から比較的近く、宮島内も小さい島ながらとても賑わっているので日帰りの修行でもとても効率よく楽しめました。
羽田⇔伊丹の往復
- 羽田~伊丹(運賃):片道9,730円×往復=19,460円
- 往復割適用後の運賃=18,560円(900円の割引)
獲得PP420×往復=840PP / PP単価22.09円
往復割前のPP単価=23.16円
こちらはあまり単価にこだわったフライトは考えない方がいいですね。ただ、片道1万円以下で行ける場所と言うことで「気軽に旅行できる場所」と言う点で、往復割で少しでも安くなれば良いですね。
後は羽田からいったん伊丹や関西にでて、そこから1日、2日かけて普段とは違う気分で修行を楽しむのもいいですね。
羽田⇔福岡の往復
- 羽田~福岡(運賃):片道14,230円×往復=28,460円
- 往復割適用後の運賃=27,080円(1380円の割引)
獲得PP850×往復=1700PP / PP単価15.9円
往復割前のPP単価=16.74円
伊丹、福岡、札幌と大きな観光地は基本的に「PP単価はあまり良くない」と言う点は以前から変わっていないので「観光ついでにPPが獲得できたらラッキー」くらいのスタンスが良いですね。
※福岡は毎回、修行と言うより旅行ついでにPPももらっちゃいます!みたいなスタンス↓↓
何度行ってもまた行きたくなる不思議な魅力いっぱいです。
羽田⇔宮崎の往復
- 羽田⇔宮崎(運賃):片道14120円×往復=28,240円
- 往復割適用後の運賃=26,860円(1380円割引)
獲得PP 841×往復=1,682PP / PP単価15.96円
往復割前のPP単価=16.78円
福岡に続いて人気の観光地「宮崎」もPP単価は引き続きあまり「お得」とは言えませんね。こちらも「観光ついでにPPが獲得できたらラッキー」くらいのスタンスだと楽しめそうですね。
※宮崎修行は1泊してくればよかったと強く感じました↓↓
次回再挑戦したい路線(ただし旅行メインですね)
羽田⇔熊本の往復
- 羽田~熊本(運賃):片道15,970円×往復=31,940円
- 往復割適用後の運賃=30,400円(1,540円の割引)
獲得PP 852×往復=1704PP / PP単価17.84円
往復割前のPP単価=18.74円
福岡、宮崎に続き熊本もPP単価的にはあまりコスパ修行向きではなさそうですね。
九州は特にグルメツアーの人気エリアでもあり、多くの観光客で常に賑わっている印象です。旅行をメインに考えてついでにPPも積み上げちゃおう!の心づもりがおススメです。
私も昨年、プラチナ解脱して修行完了と思ってハワイ旅行や国内の米子や高知に行っていましたが、後半「PP2倍キャンペーン」の際に急きょダイヤを目指すことにしましたが、遊びのためにとっていたハワイや国内旅行のPPもしっかりと累積することができたので結果的に楽しくダイヤモンドメンバーを目指すことができました。
※いったんこれでアップしますが、この先も日本全国路線の「往復割後のPP単価計算」を追加していきます。
バリュートランジット利用。往復割と従来を比較/往復割で獲得できるPP
続きましては、現在、SFC修行において最も有効でお得な運賃として多くの方が利用していると思われるバリュートランジット運賃を見ていきます。
羽田⇔石垣島の往復
- 羽田~石垣~羽田(羽田~那覇~石垣)運賃:片道19,440円×往復=38,880円
- 往復割引適用の料金=37,020円(1860円の割引)
獲得PP=4492PP/PP単価=8.24円
(羽田那覇1676/那覇石垣570=片道合計2246×往復)
往復割前のPP単価=8.65円
今更いうまでもありませんが、国内線修行で羽田ベースの場合、この路線は是非抑えておきたい大人気路線ですね。
あとは、自分の希望する日程で予約をゲットできるか・・・この辺がポイントでしょうか?
往復割で単価も下がり、1回に1860円安くなれば、単純に50,000ポイントをこの路線だけで頑張った場合、約12往復(53904PP)、割引金額で22320円お安くなる計算。
※個人旅行でもよく行く石垣島の修行はやっぱり楽しい↓↓
修行を始める前は「○○タッチって何?」って感じでした。
羽田⇔宮古島の往復
- 羽田~宮古~羽田(羽田~那覇~宮古)運賃:片道17,790円円×往復=35,580円
- 往復割引後の料金=33,880円(1700円の割引)
獲得PP=4282PP/PP単価=7.91円
(羽田那覇1676/那覇宮古465=片道合計2141×往復)
往復割前のPP単価=8.30円
直行便から大化けしたのがこちらの羽田~宮古路線のバリュートランジット。
往復割の力も借りてPP単価7円台に入ってきました。
こちらも単純計算で12往復で50,000PPクリアー(51,384PP)、往復割の恩恵は20400円。
羽田⇔稚内の往復
- 羽田~札幌~稚内の運賃:片道20,310円×往復=40,620円
- 往復割引後の料金=38,700円(1,920円割引)
獲得PP=2,842PP / PP単価=13.61円
往復割前のPP単価=14.29円
稚内では35分しか乗継時間がないですが、ぎりぎり日帰り可能ルートです。
PPは今年の修行としてみると良くも悪くもといった数字でしょうか。帰りに千歳で90分くらい時間がとれそうなので少し北海道を味わう事ができそうですね。
那覇⇔札幌の往復
- 那覇~札幌~那覇(那覇~羽田~札幌)運賃:21,480円×往復=42,960円
- 往復割引後の料金=40,960円(2000円の割引)
獲得PP=5282pp/PP単価=7.754円
(那覇羽田1676/羽田札幌965=片道合計2641×往復)
往復割前のPP単価=8.13円
続いてのご紹介は那覇~札幌。
計画としては、羽田~那覇の往復で1区間/その間の時間帯に那覇~札幌の往復を1区間で予約。ちょっと1日では最終便が間に合わないので那覇で1泊することになりますが、この2区間・1泊2日で5282+2952=8234PP獲得。
那覇から羽田に早朝便で戻れば、羽田~宮古のバリュートランジットでもうひと往復できますね/+4282=1泊2日の総計12,516PP。
このパターンを4回繰り返せば50,064ポイント!!!
ちょっとお尻が痛くなってきそうですが、今の所この組み合わせが自分にあっているのかな~と言う気がしています。
※私のSFC修行のフィニッシュ・フライトがこちらの日本縦断でした!修行だからこそできる思い出に残るフライトでした↓↓
思っていたほどお尻の痛みを感じませんでした!笑
石垣⇔札幌の往復
- 石垣~札幌(石垣~関西~札幌)往路運賃=22,920円
- 札幌~石垣(札幌~羽田~石垣)復路運賃=31,030円
- 通常の往復運=53,950円
- 往復割引後の料金=51,370円(2580円の割引)
獲得PP=5852PP/PP単価=8.77円
往路:石垣関西1653/関西札幌1199=2852PP
復路:札幌羽田965/羽田石垣2036=3001PP
往復合計2852+3001=5852PP
往復割前のPP単価=9.21円
石垣札幌の往復は、距離があるのでPPは稼げますが、単価効率からみると手前の那覇札幌の往復の方が効率がよさそうです。
ただ、ここで、今度は羽田石垣をバリュートランジットで1区間往復予約+間の時間に石垣札幌の往復を入れて1泊2日でチャレンジできれば、4492+5852=10,344PP獲得できます!
もし翌日に羽田那覇でももうひと往復すれば10344+2952=13,296PPと、こちらも×4回で53,184PPとプラチナ解脱完了できます。
富山⇔羽田⇔札幌の往復
- 富山~羽田経由~札幌:片道運賃23,010円×往復=46,020円
- 往復割引後の料金=43,840円(2180円の割引)
獲得PP①富山~羽田464PP
獲得PP②羽田~札幌965PP
①+②=1,429PP×往復=合計2,858PP
PP単価=15.33円
往復割前のPP単価=16.102円
修行目線でみると、往復割引がかかっても中々厳しいですね。
今日までの所は以上で終了します。
引き続き色々とルート検索を続けていきますので、たまにのぞいてみてください。
まとめ
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
上にあげた路線や料金については、あくまでも机上の計算です。
羽田那覇や羽田鹿児島など6円台、7円台を望めたSV75の運賃もほぼなくなってしまったのが現状。
すべてが上述の値段で予約できるわけではありませんが、少しでもお得に楽しく修行して行けるように私自信も色々検証、考察していきます。
考察と言うよりは、もはやひたすら計算ですね(汗)
2023年は単価一桁の路線がほんの一握りしかないので”予算重視”で修行ルートを選定している人が特定路線に集中してしまう傾向がますます強くなりますね。
往復割と言う小さな後押しではありますが、全体を通せば数万円のお得となってくる様ですので気長に各ルートをチェックしていきます。
それでは皆様、安全なフライトをお楽しみください!
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