ANAの上級会員ステイタス「プラチナ」メンバーサービス。
同じプレミアムメンバーの中でも、ブロンズ→プラチナ→ダイヤモンドとランクが分かれていて、3段階中の真ん中。
実はこのプラチナステイタスはANAの上級会員ステイタスを目指すなかで非常に重要なポジションに位置しています。
こちらのサイトではANAの上級会員「プラチナメンバーサービス」の魅力、特典のご紹介、また、上級会員になる方法についてご紹介していきます。
これからSFC修行を始めようか検討中の方、また、航空会社の上級会員制度についてご興味ある方にお勧めの内容となっています。
※2023年7月6日更新:ANAから国際線限定プレミアムポイント2倍キャンペーンがスタートしました。海外発券でPP単価5円台、6円台が続々登場。まだ修行の全ルートが決まっていない方、これからSFC修行をスタートしようとお考えの方にお勧めの内容となっています。
修行ルートを細かく検証していますのでご興味ありましたら併せてご覧ください↓↓
よろしければ最後までお付き合いいただければ幸いです。
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Contents
- 1 ANAの上級会員資格(制度)
- 2 ANA上級会員の資格を獲得する方法
- 3 ANAプレミアムメンバーサービスの特典
- 3.1 ANAプラチナ特典とブロンズ特典の比較
- 3.1.1 プレミアムメンバー専用デスク
- 3.1.2 ANA LOUNGEを利用できる。
- 3.1.3 座席クラスのアップグレード
- 3.1.4 予約、空席待ち、座席指定など様々な優先サービス
- 3.1.5 国際線事前座席指定料金の免除
- 3.1.6 優先チェックインカウンター、専用保安検査場
- 3.1.7 優先搭乗
- 3.1.8 手荷物優先受取
- 3.1.9 手荷物許容量の優待
- 3.1.10 空港での空席待ち
- 3.1.11 駐車サービス
- 3.1.12 アップグレードポイント
- 3.1.13 フライトボーナスマイル
- 3.1.14 ANAゴールドカード、ANAプレミアカード、特別ボーナスマイル
- 3.1.15 マイルからANASKYコインへの特別倍率
- 3.1.16 デジタルコンテンツ
- 3.1.17 ライフソリューションサービスでの優待
- 3.1 ANAプラチナ特典とブロンズ特典の比較
- 4 SFCカードを発行する
- 5 ANAプラチナメンバーサービス特典 まとめ
ANAの上級会員資格(制度)
日本を代表する航空会社JALとANA。
どちらの航空会社にもマイレージクラブと言う会員サービスがありますが、このマイレージサービスにはワンランク上のサービスを受ける事ができる「上級会員」資格、制度が存在します。
今回私のブログではANAの上級会員制度についてより詳しくご案内していきます。
ANAプレミアムメンバー・サービス
ANAでは上級会員制度の事を「プレミアム・メンバーサービス」と呼んでいます。
プレミアム・メンバー!
「上級会員資格」と言うとなんとも重量感を感じる表現ですが「プレミアム・メンバーサービス」と漢字がカタカナに替わっただけでなんだか親近感がわいてくる気がします。
そしてこのANAのプレミアムメンバーサービスは3つのステイタスに分類されています。
- ダイヤモンド・メンバー
- プラチナ・メンバー
- ブロンズ・メンバー
最上位のダイヤモンドは次回のご紹介として、こちらの記事では、上の黄色い四角でかこってあるプラチナメンバーサービスを中心に、ブロンズメンバーサービスまで、そのサービス内容についてより詳しくご紹介していきます。
ダイヤモンドはまた別格として、プラチナとブロンズではたった一つの階級の違いながらとても大きな意味を持つ「差」があります。
少しずつひも解いていきましょう。
ANA上級会員の資格を獲得する方法
ANAのプレミアムメンバーの資格を獲得する方法として、ANA公式からは2つの案内が出ています。
- 飛行機にたくさん搭乗して獲得する方法
- あまり飛行機に乗らないが、ANAグループの関連サービスに参加して条件をクリアーする方法。
クレジットカードなどの様に申込み申請し、審査の上で入会・・・と言うものとはちょっと内容が異なってきます。
飛行機にたくさん搭乗して「ANAプレミアムメンバー」の資格を獲得する方法
私のサイトで主にご紹介するのはこちらの「飛行機にたくさん搭乗してプレミアムメンバーの資格を獲得する方法」についてです。
では「飛行機にたくさん搭乗する」目的はなんなんでしょう?
◆飛行機にたくさん搭乗する目的◆
飛行機に搭乗することによってしか獲得することが出来ない「ANAプレミアムポイント」と言うポイントがあります。
このポイントを期間内にどれだけ貯めるか?によって、翌年度に受けられるサービスのステイタスが変わってきます。
ここで出てきたANAプレミアムポイントと言うのが、ANAプレミアムメンバーになるうえで最も重要になってくるキーワードです。
※この先、ANAプレミアムポイント=PPと省略表記する場合があります
そしてこの「プレミアムメンバーになる為に必要なANAプレミアムポイント数」は、通常の年間数回の旅行で利用する・・・とか一般的な利用ではちょっと貯めることができないほどハードルが高くなっています。
人それぞれ高いと感じるハードルの高さは違いますが・・・
ステイタス獲得に必要な「ANAプレミアムポイント」数は?
それでは実際にどれほどのプレミアムポイントが必要になるのか見ていきます。
と、その前に、プレミアムポイントの獲得条件を簡単にご紹介します。
プレミアムポイントとは
ANAグループ(ANA、エアージャパン、ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便に有償航空券で搭乗(スカイコイン利用も可)した際にマイルとは別に積算されるポイントの事。
※ここでの注意点としては特典航空券での搭乗ではPPは付与されない点だけ注意しておいてください。
毎年1月~12月に獲得したプレミアムポイントの数によって翌年度のプレミアムメンバーサービスのステイタスが決定します。
ここで大きなポイントは「プレミアムポイントは毎年1月1日にリセットしてしまう」と言う点です。
どんなに前年に大量にプレミアムポイントを貯めても、その分は翌年のステイタスにだけ影響を与え、その次の年の分は1月1日にゼロからあらためてスタートとなります。
各ステイタスのサービスを受ける為に必要なプレミアムポイント↓↓
- ブロンズサービスを受ける為に必要なポイント数=1年間で30,000プレミアムポイント。
- プラチナサービスを受ける為に必要なポイント数=1年間で50,000プレミアムポイント。
- ダイヤモンドサービスを受ける為に必要なポイント数=1年間で100,000プレミアムポイント。
上の図の下の方に記載の数字の通り、どのステイタスも「年間プレミアムポイント」のうち半分は「ANAグループ運航便」に搭乗して獲得しなければいけないと言うルールがありますのでその点だけご注意ください。
プレミアムポイント獲得に必要なフライト数の目安は?
いきなり3万だ5万だと言われてもピンときませんね。
ANAプレミアムポイントの目安としてよく引き合いに出されるのが羽田~那覇のフライト。
例えば、この羽田~那覇を普通席で1往復すると2952プレミアムポイントを獲得することができます。
計算方法やプレミアムポイントについての細かい点はこちらの記事で詳しくご案内していますのでご興味ありましたら参考になさってください。↓↓
この2952ポイントを目安に考えると・・・
- ブロンズ30,000ポイント獲得する為には、羽田~那覇を約11往復必要です。
- プラチナ50,000ポイント獲得する為には、羽田~那覇を約17往復必要です。
- ダイヤ100,000ポイント獲得する為には、羽田~那覇を約34往復必要です。
この羽田~那覇は国内線の中でもフライトの飛距離があり、1回のフライトで獲得できるプレミアムポイントも国内線ではトップクラス、その割に運賃が比較的お得な路線として「プレミアムポイントを効率よく貯められる路線」として最も人気があります。
それでもこれだけの数のフライトをこなす必要があるということです
ちょっと普通に旅行しているだけでは難しいですよね。
プレミアムポイントをより多く獲得する為の方法
上の項でプレミアムメンバーになるために必要なプレミアムポイントを貯めることが「普通に旅行しているだけでは難しい」と言う事はお分かり頂けたと思います。
ではどのような方法で獲得するのが一般的と言われているのか見てみます。
「飛行機にたくさん搭乗してプレミアムメンバーに到達する過程」は基本的に2つの種類に分けられると考えられます。
- ビジネスを中心に年間を通して世界中を飛行機で飛び回るお仕事の人、また、旅行など常にファーストクラス、ビジネスクラスに搭乗する方々も自然の流れの中でプレミアムポイントが通常より多く貯まりやすく、自然とプレミアムメンバーのハードルをクリアーしてしまうパターン。
- いわゆる「sfc修行」と呼ばれる”飛行機修行”を利用して”狙うべくして目標のプレミアムメンバーになる”パターン
今回こちらの記事では、後者にあたる”狙うべくして目標のステータスメンバーになる”いわゆる「修行」と呼ばれる方法にスポットをあてていきます。
修行・・・
その名の通り、1日に東京~沖縄を2往復してみたり、北海道~沖縄まで日本縦断飛行機の旅をして、さらに同じ日に別の路線を往復したり、時には会社帰りに空港に直行して夕方からひと往復とんだり・・・普通に飛行機を利用する人とはあきらかに「ちょっと違う」方法で飛行機を楽しみながらプレミアムポイントを量産していく方法です。
「修行」については別の記事でたっぷりと特集していますので、こちらの記事では、そこまでして今なお多くの人が目標とする「ANAプレミアムメンバーサービス」の魅力をひも解いていきます。
こちら似たような内容ですが、「SFC修行はじめる」と言う視点から修行について特集していますのでこれから飛行機修行を始めようとお考えの方は参考になさってください↓↓
飛行機にたくさん搭乗する方法はここまで。
続いては飛行機にあまりのらない人がANAプレミアムメンバーの資格を獲得する方法のご紹介です。
あまり飛行機に乗らずにANAプレミアムメンバーの資格を獲得する方法
近年、プレミアムメンバーサービスを受ける方法として「とにかく飛行機にたくさん乗ってプレミアムポイント大量獲得を目指す方法」以外でも、プレミアムメンバーサービスを受けられる選択肢が増えました。
こちらにつきましては、私はチャレンジしたことがなく、あまり人におすすめできるほど深く考察しておりませんので簡単にご紹介だけさせていただきます。
まずは下の表をご覧ください↓(画像はANA公式サイトより)
3つの条件をまとめてクリアーすることで達成できる様です。
条件1:必要プレミアムポイント数
プレミアムポイントがゼロでいいというわけではありません。
「プレミアムポイントだけでプレミアムメンバーになるよりは必要数が少ない」と言う内容です。
ただしANAグループ運航便利用分のみと言う条件が付いています。
条件2:ライフソリューションを必要項目数以上クリアーする。
飛行機の搭乗以外のANAグループサービスが12の項目に分かれています。
それぞれに達成の条件が設定されています。
各項目条件達成につき「1」。
これを最大12としてブロンズは「4」、プラチナ、ダイヤは「7」項目以上をクリアーする必要があります。
最後に3つ目。
条件3:ANAのクレジットカードを所有して、指定された金額を決済する。
最後の条件はこのANAカードの年間利用額のノルマが条件として提示されています。
以上、条件1、2、3を全てクリアーすることで翌年度のプレミアムメンバーサービスを受ける事ができる様になるシステムです。
程々にプレミアムポイントも獲得し+ライフソリューションも複数達成し+更にクレジットカードの利用条件もなかなかの金額。
3つの条件をすべてクリアーして初めて条件達成となると考えると、シンプルに飛行機に回数のって達成する方がかなり簡単なのかな??と言う気がしてしまいます。
より詳しい内容にご興味ある方は、ANAの専用ページにてご確認ください。
ちょっと前置きが長くなりましたが、ANA上級会員獲得の方法やそのプロセスはご理解いただけたと思います。
ここからが本題ですね!
そこまでして多くの人が獲得を試みる「ANAプレミアムメンバーサービス」
魅力たっぷりの様々な特典、サービスをみてみましょう↓↓
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ANAプレミアムメンバーサービスの特典
先に結論から申し上げます。
こちらの記事ではプレミアムメンバーを目指す際には「ブロンズメンバーではなくプラチナメンバー」を目指すことをお勧めしていきます。
そして、晴れてプラチナメンバーに到達することができたら「SFCカード」を発行し、カードを更新保有し続ける限り「スターアライアンス・ゴールド資格」を保有し、そのサービスを受け続ける。
この流れをおすすめしていきます。
ANAプラチナ特典とブロンズ特典の比較
まずはプレミアムメンバー・サービスが受けられるブロンズメンバーとプラチナメンバーの特典やサービスを比較しながら見ていきましょう。
緑枠内はANAが”サービス内容によって提供するコンセプト”としてタイトル付しているメッセージです。
プレミアムメンバー専用デスク
予約や変更の際、またはマイレージクラブの問い合わせなど様々なシーンで電話問い合わせされる方も多く「なかなか繋がらないな~」と何度もあきらめてはかけ直した経験のある方も多いかと思います。
プレミアムメンバー専用デスクでは一般のAMCと違う専用の電話番号があり、一般会員時よりは電話が繋がりやすくなります。(それでも今は、特に国際線はどうしても電話が混雑して繋がりにくいのは否めませんね)
ANA LOUNGEを利用できる。
プレミアムメンバーになるとANAのラウンジが利用できるようになります!
これはプレミアムメンバーを目指す上でトップクラスの人気特典と言って良いでしょう。
ブロンズメンバーの場合は入場する為にANAマイルやアップグレードポイントを必要としますが、プラチナメンバーは当日の航空券の提示(指定航空会社)で同伴者1名まで無料でANAラウンジに入場可能です。
同伴者が無料で一緒に利用できるのはとても嬉しいです。
特に国際線の航空会社ラウンジは食事有、お酒あり、シャワーありと旅をより楽しく演出してくれます!
一般的に国際線ではプレミアムエコノミー、ビジネス、ファースト、国内線ではプレミアムクラスの座席予約がないと入場できませんが、上級会員になりプラチナメンバーとなるとエコノミークラスの搭乗券でもANAラウンジに入場できちゃいます!!
これはとてもお得感があります。
座席クラスのアップグレード
プレミアムメンバーになると、前年度の獲得PP数に応じて「アップグレードポイント」と言う特別なポイントが付与されます。
単純にはこのポイントを使って4ポイント、5ポイント、10ポイントと使って座席をアップグレードできる特別なポイントです。
ただ、こちら国際線でアップグレードポイントを利用してアップグレードをしたいと思った場合、元々予約している座席クラスが「アップグレード可能な予約クラス」である必要があります。
こちらに「アップグレード可能な座席」と言う表現を、実際の運賃比較をしながらもう少しわかりやすく解説しています。↓↓
そんなわけで国際線については「ある程度普段から良い座席を利用する人が、より良い座席にアップグレードできる様なサポート的な役割」といった印象です。
一転、国内線には普通席とプレミアムクラスしかありません。
普通席はたとえスーパーバリュー75など一番安い運賃で予約していたとしても、当日に空席があれば「アップグレードポイントを使ってプレミアムクラスにアップグレードする事が可能」となります。
こちらの記事は私が初めてプレミアムクラスを利用した際の体験記をご紹介しています。場所は那覇空港~羽田空港便です↓↓
プレミアムクラスは食事も出る!優先搭乗もできる!座席も前方!お酒も飲める!ラウンジも使える!と色々盛りだくさんにお得です。
アップグレードポイントをよりお得感をもって利用したい方には国内線でのアップグレードがおすすめですね。
先に進みます。
続いては主に予約の優先についてのサービス内容です。
予約、空席待ち、座席指定など様々な優先サービス
こちらの表はどれも似たような項目ですのでまとめてご紹介していきます。
ANAでは期間ごと、航空券の種類ごとなど発売日が事前に告知され一斉に販売されるものが多く、その際にいっぱんのAMC会員の方よりもプレミアムメンバーは先行して予約することができるサービスです。
国際線特典航空券の優先予約については、プラチナ、ダイヤメンバーも多く、特典利用者枠はかなり少ないせいか、特に人気路線などプラチナクラスでも殆ど「優先予約の恩恵を受けた」と言う話しは聞いたことがありません。
国内線特典航空券、いっしょにマイル割の先行販売などはチャンスがあっていいですね!
国際線事前座席指定料金の免除
これはプラチナとダイヤにしかない特別な特典です。
現在、ANA便国際線エコノミークラスの事前座席指定の際、窓側、通路側は有料となっています。
- ハワイや東南アジア路線では2000円
- ヨーロッパ・北米・オセアニア路線は2500円
- 東アジア路線は1500円
足元の広い非常口座席については・・・たしかダイヤモンドに優先解放されるような・・・?ちなみに料金は5500円~4500円
ご夫婦で旅行の際など、横並びで席をとるとどちらかは窓際、通路側にとることが多いので、往復で4000~5000円は多く料金がかかります。
この分が免除になると言うこちらの特典はとてもありがたい!
こちらは具体的に旅行に行く際のお得な特典です。
優先チェックインカウンター、専用保安検査場
このサービスは自分が想像していた以上に、とてもありがたいサービスです。
ブロンズはプレエコがある場合のみ。
プラチナはビジネスクラスのカウンターでチェックイン可能です。
感染症対策の世界的緩和により、いま、世界中の空港はどこも激混みです。
日本も観光需要への政府の後押しをはじめ、特に週末などはどこの観光地も大混雑なのはご存じかと。
専用保安検査場もプラチナ以上の特権。
色々旅が快適です。
優先搭乗
もちろん優先搭乗も同様です。
ファーストクラス、ダイヤモンド会員のGroup 1
ビジネスクラス、プラチナ、スターアライアンスゴールド、SFC会員のGroup2
グループ3が主にエコノミークラスです。
特に海外に行って感じたのが、皆さん体も大きく手荷物も大きい!そしてみんな絶対機内持ち込みの規定をオーバーしてるでしょ!?っていう程、たくさんの荷物を抱えて大行列して並びます。
その為、後ろの方で並んで乗り込むと全然前が進まず、席にたどり着いても自分の席の周りの上の棚が全く空いてあらず、違う列の随分と離れたところに荷物を詰め込まれたりと・・・
そんな時は海外では「スターアライアンス・ゴールド会員」として優先的に搭乗させてもらえます。
日本国内ならGroup2での搭乗です。
旅を重ねるほどにこの「優先搭乗」のありがたみを感じています。
手荷物優先受取
最近は飛行機から降りると検査やアプリのチェックなどがあって感じる事が少なかったですが、これからいよいよ検査なしに荷物を引き取りにいく旅行が増えてくるとこちらもとても重要。
こちらは預けた荷物にプライオリティーのオレンジ色のタグをつけてくれて、優先的に荷物がレーンに流れてきます。
国内線でももちろん、国際線のエアバスなど大型の飛行機の場合、荷物も大量に流れてきますのでせっかく早く飛行機から降りれても荷物は最後に流れてきた・・・なんてことも普通にありますのでこれも嬉しいサービスです。
手荷物許容量の優待
ANA便では個数が増えたり、スターアライアンスの他の便では許容量の重さの制限が拡大されます。
やっぱり荷物は余裕を持っておきたいので許容量の優待はけっこう嬉しいです。
空港での空席待ち
こちらは主に国内線についてご案内していきます。
空席待ちは一般的にダイヤ→プラチナ→SFC→ブロンズの順に優先順位が整えられています。どうしてもダイヤの方に空席が流れる事が殆どかな~・・と言う印象ですが、それでも上から2番目の優先順位ですからね、空席が巡ってくる確率はだいぶ高いと思います。
駐車サービス
こちらは私はまだ利用したことが無いのでなんともお伝えできずすみません。
アップグレードポイント
アップグレードポイントについては先ほど上で触れたとおりです。
プラチナ5万ポイント獲得した翌年は20アップグレードポイント獲得。
こちらは1年間の期限付きなので、利用予定がなければANA SKYコインに交換することができます。
1アップグレードポイント=1000 ANASKYコインに交換できますので、単純に利用が無ければ20,000スカイコインに交換できます(航空券2万円分に利用できます)
フライトボーナスマイル
こちらはブロンズ、プラチナ、それぞれの倍率が用意されています。
フライトマイルは通常路線ごとに決まっている、搭乗する毎でもらえるマイル数(座席クラスによって積算率は変わる)
この通常のフライトマイルに加えて、別途ボーナスマイルが貰えると言うもの。
特にプラチナでは90%以上のボーナスマイルと言う事で、ANAの飛行機に搭乗するたびに通常の約2倍弱のマイルが貯まります。
ANAゴールドカード、ANAプレミアカード、特別ボーナスマイル
これがなかなか大きなポイントです!
ANAのクレジットカードは毎年更新の特典としてプレミアムカードは10000マイル、ゴールドなら2000マイル、一般カードなら1000マイルのボーナスマイルが貰えるのですが、これとは別に、更に、プレミアムメンバー期間中は継続時に追加でボーナスマイルがもらえます。
これは嬉しい特典ですね!!
ただし一般カードホルダーは対象外となり、ANAゴールドカードとANAプレミアムカードホルダーは一律2000マイルのボーナスが獲得できます。
マイルからANASKYコインへの特別倍率
上の項の続きにもなりますが、プレミアムメンバーになると、マイルからANASKYコインへの交換倍率が優遇されます。
1度に交換する単位(数量)によって変わりますが
- 10,000マイル⇒13,000コイン(1.3倍)
- 20,000マイル⇒28,000コイン(1.4倍)
- 30,000マイル⇒45,000コイン(1.5倍)
- 40,000マイル⇒64,000コイン(1.6倍)
- 50,000マイル⇒85,000コイン(1.7倍)
一度に50,000マイル交換すると1.7倍の交換率!
これはかなりお得ですね。
考えようによっては、プレミアムメンバーは通常より多くのボーナスマイルを受け取り、受け取ったマイルは通常よりも高い交換率でスカイコインに交換できるので、ANAの航空券を利用するたびに高還元のポイントバックを受けているようなものですよね。
デジタルコンテンツ
こちらあまり目立たないサービスですが、メンバー限定で見ることができる「ANA SCOPE」と言うWEBマガジンがあります。
機内誌が無い時代の今の楽しみのひとつです。
ちょっとした情報誌のWEB版みたいなものと言う感じです。
ライフソリューションサービスでの優待
ライフソリューションはいわゆるANAの飛行機にのる事以外の様々な関連サービスの一環です。
こちらではIHG・ANA・ホテルグループ、東急ホテルズをはじめとしたプレミアムメンバー限定のホテル優待、レンタカー優待、SIMカードの優待、また、スターアライアンスで近年始まったロンドンヒースローエクスプレスの優待など様々。
こちらで注目は8万PP限定特典。
通常50,000PPでプラチナ、100,000PPでダイヤモンドですが、プラチナを超えてあと少しでダイヤモンドだった!と言う80,000PP達成でダイヤモンドに到達しなかったメンバーに送られるプレゼントです。
ANA SUITE LOUNGE利用券3枚!これはもらえたらけっこう嬉しいです。
やはりスイートラウンジはかなり敷居の高い未知の領域ですので憧れがある方も多いのではないでしょうか。
以上です。
必ずしもすべてが魅力的で誰しもが欲しくなるサービス・・ばかりではありませんでしたが、かなり魅力的な特典もたくさんあったのではないでしょうか?
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SFCカードを発行する
ここからは話がガラッと変わって応用編に進みます。
ANAプレミアムメンバーの魅力を十分に理解したうえで、それを活かし続けるために必要になってくるお話です。
ANAプレミアムメンバーサービスの弱点
上にあげたようにANAのプレミアムメンバーサービスはとても魅力的で、すぐにでも実用可能な特典がたくさんありました。
しかし、たったひとつ大きな弱点(落とし穴)があります。
有効期限が1年間。
もしも今年たくさんANAの飛行機にのって13万プレミアムポイントを獲得し、2023年度はダイヤモンドメンバーとなったとします。
しかし、この恩恵を受けられるのは2024年3月まで。
2023年1月1日にはこれまでのプレミアムポイントがリセットされ、ゼロからの再スタートとなり、またも2023年12月31日までのPP獲得レースが始まります。
もし各ステイタスの条件に到達できなければプレミアムメンバーから外されてしまいます。
たとえ2023年はダイヤモンドメンバーだっととしても、翌年は一般AMC会員に戻ってしまう可能性も十分にあります。
ANAプレミアムポイントを50000PP貯めるには、だいたい40万前後は最低でも予算を見込んでおく必要があると言われています。
仕事で飛行機搭乗を繰り返すならまだしも、自分のお金で、プライベートの時間を使って、毎年最低でも「プラチナ・ステイタスを獲得する」と言う目的で使う金額としては少々高く、けっこう時間も必要です。
これでは・・・
そこで登場するのがSFCカードです!
次の項でSFCカード発行のプロセスを見ていきましょう。
SFCカード発行のプロセス
ここでいよいよSFCカードの登場、そしてそれを実現させるための手段のひとつである「SFC修行」に注目していきます。
◆SFC修行をする目的
SFC修行をする目的
50000プレミアムポイント以上を獲得してSFCカードを発行する為。
↓
続いて!
◆SFCカードを発行する事のメリット
たくさんのメリットがありますが、発行する大きな目的は2つと考えます。
SFCカードを発行するメリット①
SFCカードを発行することによって「スターアライアンス・ゴールド・メンバー」の資格を獲得することができます。
スターアライアンス・ゴールドについては後程。
↓
SFCカードを発行するメリット②
毎年SFCカードの年会費を支払い、カードを継続維持しているだけで「ANAプラチナ・メンバー」と同等に近いサービスを受け続ける事ができる。
これがあることによって、普段そんなにたくさんのフライトをしない人でも飛行機修行と呼ばれるフライトを繰り返すことで、1年で一気に50,000PPを獲得し、最終的にSFCカード発行までこぎつける・・・この一連の行為が「SFC修行」と呼ばれています。
↓
◆SFCカードを発行できる条件は?
ここがSFC修行の重要なポイントとなるわけですね。
SFCカードを発行できる条件
50000プレミアムポイント以上を獲得し、ANAプラチナ・メンバー以上になることで、メンバー期間中(事前サービス中も含む)にSFCカードに申込みをする権利を獲得することができます。
ここで大きなポイントは、プレミアムメンバーの中でも30000PPで獲得できる「ブロンズメンバー」ではSFCカードの申し込みができないと言う点です。
と言うことは、ブロンズメンバーサービスは1年間の期間が満了したら一般会員に戻ってしまうわけです。
これこそがブロンズとプラチナの決定的な違いです。
その為、SFC修行をする人はプラチナメンバーを目指して、50000プレミアムポイントを獲得できる様フライトスケジュールを組むわけですね。
ここまでが大まかな流れです。
SFCカードの特典×プラチナ特典との比較
上でもお伝えしましたが、プラチナメンバーサービスと同等に近いサービス、特典を受ける事ができるのがSFCカードです。
「同等に近い」と言う表現の通り、完全に同じとまでは行きませんが、肝心なサービスはほぼ網羅されています。
まず、こちらの項目は変わらず。
勿論、ラウンジもプラチナメンバーと同じ条件で利用可能です。
予約関連のサービスでは1点だけ相違があります。
「国際線事前座席指定料金の免除」の項目がプラチナ、ダイヤモンドメンバーだけの特権となります。
空港での空席待ちの優先取扱いについては、あくまでも現プレミアムメンバーのプラチナの方が優先度が高いと言う事です(これは当然ですね)
「充実の特典」の項目からは2つ。
フライトボーナスマイルについてはダイヤ→プラチナ→ブロンズ→SFCと、まずは現プレミアムメンバーが最優先となっています。
ANAゴールドカード、ANAプレミアムカード特別ボーナスマイルについてもプラチナ、ダイヤだけの特別な特典となっています。
ここで面白いのは、何事もほとんどがダイヤ→プラチナ→SFC又はブロンズの優先順位でしたが、オリジナルネームタグについてだけはダイヤとSFCに丸がついて、プラチナにはそのサービスはありません。
以上です。
ご覧の様に、マイルの付与や料金の免除など、何かもらったり払ったりするサービスについては、いわゆるプレミアムメンバーの本会員であるプラチナ、ダイヤだけの特別の特典として一線おかれていますが、およそ飛行機を利用する為に必要と思えるサービス・特典は殆ど網羅されています。
修行なら40万円ほどかかる所を、SFCカードを発行し、毎年カードの更新料を支払っているだけでこの特典が受けられるとは・・・
SFCカード恐るべし!
ですよね。
さらに!
スターアライアンス・ゴールドメンバーの資格を獲得
もうひとつの大きな特典があります。
ANA上級会員として、ANA直接のサービスを受けられるのは日本国内と、一部海外空港、あとはANAの機体を利用して海外に行き来する場合です。
そこでANAプレミアム(プラチナ、ダイヤ)会員、SFC会員は同資格と併せて「スターアライアンス・ゴールドメンバー」資格を有する事ができます。
ANAは世界3大航空連合のひとつ「スターアライアンス」に所属しています。
航空連合ってなに?
複数航空会社同士のグループ組織。
同一連合内においては、コードシェア便やマイレージサービスの相互乗り入れなど、旅客の利便性を図り、集客の向上を目指すことになっている。。との事。
スターアライアンス・ゴールドメンバー資格とは「スターアライアンス・グループの上級会員資格」です。
それを有することによって、ANAの直接サービスはなくても、世界中のスターアライアンス・グループメンバーの飛行機を利用することで、海外でも様々なサービスを受ける事ができます。
スターアライアンス・ゴールドの具体的なサービス
基本的には各航空会社のビジネスクラスを利用した際と同等にちかい空港サービスを受ける事ができると思っていただいて良いかと思います。
- 航空会社指定のラウンジの利用
- 優先チェックインカウンター
- 優先搭乗
- 手荷物、預け荷物の容量の優遇
- 荷物の優先受取
- 予約時の空席待ちの取り扱い
- 空港での空席待ちの取り扱い
特に①~⑤は上級会員限定のサービスです(⑥、⑦はシルバー会員も該当)
例えばこちら↓↓
私が4月に海外に行った際の航空券。
航空会社はシンガポール航空。
ご覧の様にシンガポール航空指定のラウンジへの招待が航空券に印字されていました。
この時、夜の便で搭乗開始が22:25とかなり遅い時間でした。
不安たっぷりの海外旅行中で、しかも夜の便となるとなんとなく不安に感じることも多く、こんな時に航空会社指定ラウンジを利用できるのはとっても安心できて心強いです。
スターアライアンスの加盟航空会社一覧
スターアライアンスは世界最大の航空連合で参加している航空会社も実に26社
- エーゲ航空
- エアカナダ
- エアチャイナ
- エアインディア
- エアニュージーランド
- ANA
- アシアナ航空
- オーストリア航空
- アヴィアンカ航空
- ブリュッセル航空
- コパ航空
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバ航空
- ポーランド航空
- ルフトハンザ
- スカンジナビア航空
- 深セン航空
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイス航空
- ポルトガル航空
- タイ航空
- トルコ航空
- ユナイテッド航空
世界中のほぼすべての目的ににアクセスしているといっても過言ではありませんね。
これだけの航空会社の利用時に”スターアライアンス上級会員としての空港サービス”が受けられると言うのは計り知れない特別なサービスではないでしょうか。
ANAプラチナメンバーサービス特典 まとめ
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
私がSFC修行をしていた時は、まだまだ飛行機も空いていて、空港でも殆ど並ぶことなく搭乗することが出来ていました。
正直、ラウンジが使えることくらいしかメリットを感じていませんでした。
しかし、3月から海外に2度行き、国内も何度かフライトを繰り返しているうちに、空港は徐々に人が増え、最近ではものすごい人ごみに圧倒されて帰ってきました。
海外の行列や混雑は私の想像を何倍も超える、それはそれは激しいものでした。
チェックインカウンター、優先搭乗、荷物の優先
体感したら必ず「SFC獲得して良かった」と感じると思います。
見知らぬ国で、航空会社指定ラウンジを利用できる安心感。
海外に行けば行くほどSFCカードのありがたみを痛感します。
現在はANAプラチナメンバーの事前サービスを受けている段階です。今回はより深く理解するためにこちらの記事で特典やサービスを深く検証してみましたが、来年以降はこのサービスをたっぷりと堪能してみたいですね。
この先、この記事が皆様の何かの参考になれれば幸いです。
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