この記事はANA・SFC修行(国際線)路線の中から「海外発券」に絞り、PP単価早見表をシリーズでお届けしている第二弾になります。
※第一弾ではソウル発券・ソウル発着便に限定してPP単価早見表を公開しています↓
※第三弾ではオセアニア・エリアから「シドニー発券・発着便」のPP単価早見表を公開していますので参考になさってください↓
第二弾の今回はタイのバンコク発券~主に北米に向けた路線のPP単価をまとめてみました。
ソウル発券に比べANA便で検索できる目的地がかなり限られていました。
こちらの記事はこんな方におすすめの内容です。
- ANA・SFC修行で、国際線修行をお考えの方。
- 国際線の中でも「海外発券」による料金やPP単価のメリットが気になる方。
- 「ANA国際線・海外発券のPP単価」に興味がある方。
- 日本発券よりも安い海外発券の航空券料金にご興味ある方
- 今後、万一PP2倍キャンペーンがあった際、参考にする為に通常時の単価を把握しておきたい。
- 日本からバンコクまでの航空券の料金相場を知りたい方
こちらの記事は2024年のSFC修行や、ANAの飛行機に乗って少しでもお安く海外旅行に行きたい方にお役にたてていただける内容になっています。
ご興味ある方は是非最後までお楽しみください。
※こちらの記事はプロモーションを含みます。
※ご注意ください|海外発券がお得とはいえ、ご覧いただくと解りますが、PP2倍キャンペーンなどがない限りは国内修行の方が圧倒的にPP単価がお得です。こちらの記事はあくまでも「もし海外修行をしたいとお考えの方」にPP単価がどの位かかるのかを参考にしていただくために作りました。
特別なキャンペーン(PP2倍)などがない限りは国際線修行(海外発券)をお勧めするものではありませんので誤解なきようご覧ください。
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Contents
ANA航空券を「海外発券」した場合の、SFC修行的メリット、デメリット
ソウル編のおさらいとなりますが、初めてご覧いただく方のために繰り返してご案内しています。よくお分かりの方は飛ばしてください。
ANA国際線を利用する際、航空券のとり方は以下の2種類です。
- 国内発券(日本国内発着)/羽田~シカゴとか
- 海外発券(日本以外の国・発着)/バンコク~シカゴとか
この項目では②の「海外発券」にフォーカスし、SFC修行をする上でのメリット、デメリットを比較してみます。
SFC修行的に見た「海外発券のメリット」
海外発券の場合、多くの路線において「国内発券」よりも航空券運賃が安い場合が多いですが、SFC修行目線で見た場合の最も大きなメリットは「海外発券の場合、多くが、いったん日本を経由して目的地に向かう為、ひとつの路線で片道2レグのフライトがある」と言う事でPP獲得数が1路線分多く稼げる点が最大のメリットではないでしょうか。
もう少しわかりやすくご説明しますね。
例えばニューヨークを目的地にした場合。
- 国内発券で購入すると【羽田~ニューヨーク】で最安運賃・往復で275,990円(2024年3月20日~25日の往復便/2023年12月14日検索)と言う航空券がありました。こちらは直行便で乗り継ぎなしです。
- 次に海外発券、例えば同じ日で今回対象のバンコク発券で探してみると、バンコク~ニューヨークの往復最安値で224,200円と言う航空券がありました。運賃は国内発券と海外発券では5万円くらいの差がありました。こちらの航空券の場合【バンコク~羽田、羽田~ニューヨーク】と、いったん羽田で乗り継いでからニューヨークに向かいます。
その為、運賃は殆ど変りなくても、海外発券の場合、バンコク~羽田、羽田~ニューヨークと2路線分のプレミアムポイントを獲得できるのでPP単価がぐぐっとお得になります。
また2路線分のプレミアムポイントがたまりますので、1回の往復フライトで獲得できるプレミアムポイントがより多くなるわけです。
SFC修行的に見た「海外発券のデメリット」
それではデメリットもみていきましょう。
デメリットその①|発券場所までの移動
海外発券のデメリットとしましては、海外発着の航空券を購入するわけですので、日本から発券先の海外までの航空券をどのような種類、どのような料金で購入するかが大きなポイントとなります。
海外発着でどんなによりお得なPP単価を獲得できたとしても、日本から発券場所までの飛行機代が高すぎたり、ANA便で行ってプレミアムポイントを獲得できてもPP単価が40円も50円もと異常に高くなってしまったら海外発券のお得感が全部吹っ飛んでしまいかねません。
その為、よりお安く、よりお得な航空券が手配できない場合、それが「デメリット」となります。
デメリットその②|1回のチャレンジに時間がかかる
もうひとつ、デメリットと言うほどでもないのですが、1回のチャレンジで獲得できるPPは多いですが、その分かかる時間もそれなりに長くなります。
例えば↓
- 国内発券直行便|羽田~ニューヨークだとフライト時間だけで片道約14時間半。
- 海外発券バンコク発着|バンコク~羽田/羽田~NY/片道のフライトだけで全部で約23時間35分、更に発券場所のバンコクまで東京からのフライトが片道7時間弱ほどかかります。
ご覧の通り、1回のチャレンジにかかる時間がけっこうかかります。
国内修行ですと休みの日を一日使って、国内を1往復、2往復と小刻みにPPを稼いでゆけます。それに比べると国際線修行の場合はある程度日程に融通が利く人の方が予定が組みやすいかと思います。
以上、海外発券のSFC修行のメリット、デメリットはだいたいこのあたりかと思います。
バンコク発着をシリーズ第二弾に選んだ理由
まずは第一弾のソウルと同様に、バンコクはNAグループから新しく運行される「エアージャパン」の就航路線のひとつにエントリーされており、その料金がなかなかお安く、海外発券修行の追い風になれると思われたため先行してご紹介することにしました。
エアージャパンの就航路線は2つ
- 成田~バンコク
- 成田~ソウル
フルサービスでもなく、LCCでもないと言う、新しいジャンルの確立を目指す新サービスが注目されています。
※エアージャパンのサービスや料金についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています↓
もうひとつ
バンコクは日本からの観光都市としても大人気で、エアアジア、エアチャイナ、ベトジェットをはじめZIPエアー他多くのLCCにフルサービスの飛行機も多数就航しており「発券地までのアクセスが良い空港」と言う事で第二弾として選びました。
SFC修行・国際線「バンコク発券限定」ANA PP単価早見表
それではバンコク発券、バンコク発着往復便の路線別PP単価の早見表をご覧ください。
今回は2023年12月1日に検索をかけました。
渡航日はだいたい4か月先の2024年3月後半のフライトで探してみました。
※国際線の運賃も日々変動しますので、あくまでも参考程度にご覧ください。
※ご存じかと思いますが、プレミアムポイントのシュミレーターのリンクを貼っておきますので、ご自身でも検索にご活用ください。
バンコク発着|北米路線
バンコク発着のANA便は主に北米方面への就航が多く、ソウルの時の様に同じアジア圏やオセアニア、ヨーロッパへのフライトはヒットしませんでした。
と言う事でソウル編に比べるとかなり少ないボリュームとなりますので、気になる方はサクッとご覧いただければ嬉しいです。
バンコク~北米路線も基本は【バンコク~羽田(成田)~北米】と言った乗継1回のフライトが主流になります。
バンコク発~ニューヨークの往復
まずは参考までに日本からニューヨークまでの最安値を調べてみます。
羽田~ニューヨーク(往復)ANA便での最安値=275,990円(2024年3月20日~25日の往復便で検索)
それではバンコク発券のPP単価早見表をご覧ください↓
まず最初にご紹介するのはバンコク~ニューヨーク路線。
北米、特にニューヨークは東南アジア地区発券からの往復でお得なPPをたたき出すことで有名な路線ですが、バンコク発券でもPP単価14.65円と海外発券の中では良い数字が出ています。
バンコク発~シカゴ往復
まずは参考価格として東京からシカゴまでの最安値料金を調べてみます。
羽田~シカゴ(往復)ANA便での最安値=273,110円
それではバンコク発券~シカゴ往復のPP単価早見表をご覧ください↓
続きましてはバンコク~シカゴ路線。
シカゴ路線もニューヨークと並び発券場所によっては魅力的なPPをたたき出す路線ですね。
ニューヨーク同様10円台が出ています。
バンコク発~シアトル往復
まずは参考までに東京からシアトルまでの料金を調べてみます。
羽田~シアトル(往復)ANA便最安値=282,990円
それではバンコク発券のPP単価早見表をご覧ください↓
続きましてはバンコク~シアトル路線。
こちらもNYやシカゴと比べると少しお得感が薄れますが、安定の10円台が出ています。
バンコク発~ロサンゼルス往復
まずは参考までに東京からロサンゼルスまでの料金を調べてみます。
羽田~ロサンゼルス(往復)ANA便最安値=267,110円
続いてはバンコク~ロサンゼルス往復便。
こちらも他の北米路線同様に10円台後半が主流でした。
バンコク発~ワシントンD.C往復
まずは参考までに東京からワシントンD.Cまでの料金を調べてみます。
羽田~ワシントンD,C(往復)ANA便最安値=276,110円
続きましてはバンコク~ワシントンD.C往復の路線です。
北米路線の中でも比較的PP単価の良い方でした。
バンコク発~サンフランシスコ往復
まずは参考までに東京~サンフランシスコまでの料金を調べてみます。
成田~サンフランシスコ(往復)ANA便最安値=281,170円
続いてはバンコク~サンフランシスコ往復路線です。
ちょっと最安値がうまく出てこなかったので、単価10円台を望むならエコノミーFull Flexがまあ良いといった感じでした。
多分、日によっては最安値がもう少しお手頃価格が見つかるのではないかと思います。
バンコク発着|カナダ、南米路線
続きましてはバンコク~カナダ、南米向けの路線をみていきます。
こちらも北米同様にバンコク~いったん東京経由して目的地に向かうフライトになります。
バンコク発~バンクーバー往復
まずは参考までに東京~バンクーバーまでの料金を調べてみます。
羽田~バンクーバー(往復)ANA便最安値=263,630円
まずはバンコクからカナダのバンクーバー行きです。
エコノミーの種類が少なく、エコベーシックが最安値でした。
単価は19円台とぼちぼちと言ったところでしょうか。
観光など目的があれば良いのですが、あえて北米エリアを避けて、積極的にバンクーバー往復のフライトを 選ぶか?・・・と言うのも無理がある気がしました。
バンコク発~メキシコシティ往復
まずは参考までに東京~メキシコシティまでの料金を調べてみます。
成田~メキシコシティ(往復)ANA便最安値=316,420円
続いてはバンコク~メキシコシティ往復路線です。
たまたまだったのかもしれませんが、飛行機代も日本発着の方がお安く、PP単価も目立ったものはなかったです。
旅行に行くならばシンプルに日本から向かった方が良いのかな?と言う印象でした。
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バンコク発着|その他路線
バンコク発券~上記以外のエリアはひとまとめでお届けします。
バンコク発~ホノルル往復
まずは参考までに東京~ホノルルまでの料金を調べてみます。
成田~ホノルル(往復)ANA便最安値=140,670円
ホノルル修行関係なしに旅行で行く人も多いかと思いましたので、参考までにPP単価を計算してみました。
こちらもメキシコ同様に日本からの発着の方が料金も安く、PP単価も特に目立ったメリットはなさそうでした。
旅行に行くなら成田発着のホヌがおすすめですね!
※成田~ホノルル路線「フライングホヌ」のプレミアムエコノミー搭乗記をまとめていますので、ご興味ありましたらご覧ください↓
この飛行機は何度のっても快適。
おすすめです!
バンコク発~那覇往復
続きましてはいったん東京からバンコクに向かった後に、改めてバンコク~日本を目指すルートです。
ルートはバンコク~羽田~那覇です。
※計算、表記に一部間違いがありましたので訂正しました(2023年12月20日更新)失礼いたしました。
今回私が調べた中ではプレミアムエコノミーのBasic Plusが一番PP単価が良かったです。
これを言ってはおしまいですが、ただ修行だけのフライトであれば、わざわざバンコクに行ってバンコク~那覇を往復するよりも、羽田~那覇の国内回数修行を繰り返す方がいいですね。
ちょっとバンコクで1泊、2泊とバンコク旅行を楽しみながら修行をする人にはお勧めのルートではないでしょうか。
バンコク発~石垣往復
続いても東京~いったんバンコクにわたってから、バンコク~(羽田経由)~石垣を往復するルートです。
※計算、表記に一部間違いがありましたので訂正しました(2023年12月20日更新)失礼いたしました。
こちらも先ほどのバンコク~那覇同様に、プレエコBasic PlusのPP単価が一番でした。
ただし、感想も同様で、わざわざバンコクに行ってから石垣を目指す必要性を感じられませんので「バンコク旅行を楽しみながらついでに修行する」くらいのスタンスの方にお勧めです。
バンコク発券の路線単価の検証は以上となります。
PP2倍キャンペーンなどがなければなかなか積極的に修行に組み込んでいこうとは考えずらいですね。
ただ、修行の合間をぬって海外旅行を考える時などには、東京⇔バンコク往復運賃も含めたトータルで少しでも安く行ける場合には、1回で獲得できるPPが多い【海外発券】を利用するのもありではないかと感じました。
日本からバンコクまでのフライト料金を調べる
それでは最後に日本からバンコクまでのフライトをピックアップしてみます。
出典:Google Map
日本からの時間はだいたい7時間前後。
皆様だいたい同じかと思いますが、私は以下の4サイトで比べながらお安い航空券を探しています。
グーグルフライト、エアトリ、Surprice、スカイスキャナー
ZIPエアーとエアージャパンは燃油代がかからない為、運賃設定は高いですがトータルで支払う金額としては他社よりも安くなる傾向があります。
その点を注意して、常に「合計金額でいくら払うのか?」に注目すると良いかと思います。
と言う事で、バンコク路線の検索の際には、ZIP AIRとAIR JAPANについては別枠でご自身で公式サイトから検索することをお勧めします。
東京~バンコクまで、ANAの特典航空券で往復する方法
まずはANAのマイルをためている人向けの方法のひとつです。
東京~バンコク:ANA特典航空券
- ローシーズン/30,000マイル/51,150円
- レギュラーシーズン/35,000マイル/51,150円
- ハイシーズン/38,000マイル/51,150円
ここに来ますとマイルもローシーズンでも3万マイル必要となり、なんといっても燃油・諸税だけでも51,150円かかるのでなかなかの出費になるとお考え下さい。
東京~バンコク路線の料金比較
今回は2024年3月20日東京出発~2024年3月25日バンコク出発の航空券で検索をかけてみました。
単純に一番安い予約クラスの料金を並べてみますので参考になさってください。(席予約なし、食事なし、預け荷物なし)
税・サも全て込みで合計支払額で比較しています。
往復ともに同じ航空会社でのフライトのみ検索しています。
2023年12月2日調べでは上記の通りとなりました。
- エアチャイナ/58,000円
- エアージャパン/59,440円
- エアアジア/63,970円
- ベトジェット航空/74,000円
- 香港航空/74,780円
- ティーウェイ航空/80,180円
- ZIP AIR/84,066円
- チャイナエアライン/90,080円
- エバー航空/96,080円
- ベトナム航空/99,200円
- ジンエアー/100,580円
- タイ航空/100,460円
- アシアナ航空/110,760円
- 大韓航空/112,640円
以上となります。
上位だけリンク貼っておきましたので参考になさって見てください(航空会社の公式サイトのトップページにとぶリンクになります)
もっと細かい情報があるかもしれませんので、あくまでも参考程度にご覧ください。
やはり新規就航のエアージャパンは安いですね!
中国国際航空は北京経由の乗り継ぎ便です。
直行便ではエアージャパンとエアアジアがお安いですね、特にエアージャパンの安さが目につきます。
ただ、少し時間に余裕のある方には中国国際航空もおすすめ!こちらはスターアライアンスメンバーとなりますので、すでにSFCのステータスをお持ちの方でしたら、ラウンジサービスから始まり、より快適なフライトを楽しめそうですね。
色々と参考になさって見てください。
それにしても本当にたくさんの飛行機が毎日バンコクに向かって飛んでいるんですね!
【保存版】SFC修行国際線2024|バンコク発券PP単価早見表/まとめ
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
第二回の今回はアジアの人気エリア「バンコク」を特集しました。
SFC修行的に数字だけ見ると、あまり積極的におすすめはできませんが「旅行+PP獲得」と言った目線で見るとなかなか魅力的な側面もあるようです。
どうしても修行チャレンジしている年は、どこに行くのも「PP単価」の事ばかり考えてしまいがちですが、タイは観光地としてもとても人気があり、魅力的な場所も多く、またバンコクをハブとして世界中に旅する方も多いので「旅行+ちょっと修行の手助けにもなる」と言う視点でみていくと楽しめそうですね。
それでは皆様楽しいご旅行を!
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